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ボジョレーヌーボー(Beaujolais nouveau)で知られるボジョレー地方はパリから結構遠いので日本人で訪れる人は少ない。しかし、旬ものが好きな日本人は出来立てのワインを売り出すことで知られるボジョレーのワインが大好きである。でもボジョレーが地理的にどのあたりにあるのかを知っている人は以外に少ない。
ボジョレーはロマネコンチなどで世界的に知られるワインを産出するブルゴーニュ地方とその南で接している。ブルゴーニュワインの都・ボーヌはパリから南東に310?の所にある。車で3時間余り走って高速6号線が丘陵を切り開くと目の覚めるようなぶどう畑の風景が右に左に波打つように続いている。そこから北手に出ても南手に出てもワイン愛好家たちが夢見るぶどう畑や憧れの村が続く。丘陵東斜面は文字通り黄金の丘COTE D'ORと呼ぶにふさわしい。ボーヌからさらに南に下ると丘陵はシャロンの丘COTE CHALONAISE,マコンの丘COTE MACONNAISEと名前を変えて続いていく。
ボジョレーの丘はマコンを過ぎたところから始まる。丘陵に沿って県道を南へ下って行くと最初に現れる村はサンタムールSAINT-AMOURと言う(写真1)。<聖なる恋>とも訳せるわけで名前が実に良い。ここのワインは結婚式やヴァレンタインデーに使ったら必ず喜ばれるワインであろう。SAINT-AMOURを筆頭にボジョレーの丘陵に入るとすぐに有名な村々が次々に現れてくる。JULIENAS, CHENAS, MOULIN-A-VENT, FLEURIE, MORGON、どの村を見ても絵になる風景ばかりである(写真2)。 |