もともとワインやガストロノミーに興味を抱いていたサムソンさんは公証人の仕事をしながらワイン学も修め、ついに<Soleil>を所有することになります。1995年からブドウの若木を植え、4年後に生産し初め、ついにノルマンディーワインを復活させることに成功したのです(写真1)。ノルマンディーのレストラン関係者やグルメ達が喜んだのは言うまでもありません。ムッシュー・サムソンのワインは寒冷多雨の地方で生産されるために赤より白ワインが主です。赤ワインはブルゴーニュの品種ピノ・ノワールを、白には5種類の品種、例えばシャルドネー、ソーヴィニョン、オーセロワなどを使っています。
ムッシュー・サムソンのワインはリゾートタウンのカブール(Cabourg)やドーヴィル(Deauville)の高級ホテルやグルメレストランでソムリエが誇りを持って紹介するワインになっています。ボルドーやブルゴーニュでもない地元ノルマンディーのワインですから。ちなみにワインの名前はArpents du Soleil(太陽が所有するわずかばかりの畑)です(写真2)。
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