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■ラヴェンダーの香り満ち満ちる世界(2)


写真4
 
〇収穫されたラヴェンダーがトラックに山積みされて運ばれてきた(写真4)。
〇荷台から降されて桶の中に詰め込まれて行く(写真5)。
 

写真5
 

写真6
 
〇そして1トンはありそうなセメント石でラヴェンダーは桶の中にギュウギュウと詰め込まれる(写真6)。
〇桶の蓋が閉められると階下のボイラーから沸騰された蒸気が桶の中へと送られる。
〇蒸気はラヴェンダーからエッセンスオイルを抜き去り、一緒になって管を通過し隣のタンクに移行する。
〇隣のタンクには冷水が満たされている。管は蛇管となって冷水タンクを下る。冷水タンクの中で蒸気は液体と化しエッセンス容器へと移行する。
〇エッセンス容器の中では自然原理によってオイルが上に水分は下へと分離する。
このようにしてラヴェンダーのオイルは造られる。香水やブランデーの造り方と似ている。
〇<写真7>はエッセンスオイルを抜かれ桶から引き上げられているラヴェンダーの勇姿だ。
 

写真7
 
 ラヴェンダーは私達が憧れるヨーロッパの花のひとつだが、本当の意味でのラヴェンダーは800mの高地に咲く花を言い、茎は1本で花一輪しか付けない。私達がヨーロッパや日本の庭園で見かけるものは茎が3方に分かれるラヴェンダンというものである。ちなみに土産屋で見られる香袋はラベンダンから造られている
 純正ラヴェンダーのエッセンスオイルを1リットル得るためには130kgの花を必要とするそうだが、それだけに効用は幅広い。切り傷、火傷、虫刺され、日焼けや消毒などに効き、風邪や鼻詰まりに1,2滴吸入すれば良いという。更に古代ローマ人たちにならって入浴時の浴槽に5,6滴たらして香りを楽しむとストレス解消にもなるようだ。
 ソー(Sault)の村にはエッセンスオイルを造り直売する農家が幸運にもまだ一つだけ残っている(写真8)。
 If you want to see the lavender world, reserve the microbus by a travel agency before going to Avignon city by TGV from Paris. The best season is at the end of July or at the beginning of August.The very famous lavender village <Sault> is located beyond the Mont Ventoux(Ventoux Mountain). It takes 1 hour and half from Avignon city.
 

写真8
 

協会HP文化部



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