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■セーヌに架かる新しい橋
パリの歴史にまた新しいぺージが加わりました。ポンナフ(1607年)から数えて37番目の橋が誕生したのです。1月30日に架けられたばかりの橋は新都市計画で造られて来た国立図書館とベルシー公園(国立シネマテック)を結びます。橋は国立図書館から出るのにふさわしくシモーヌ・ドゥ・ボーヴォワール(20世紀最大の実存主義哲学者、小説家)と命名され、その姿は本を読む<眼>のようになっています。
支える柱や吊るす綱が無いという最先端技術を駆使したボーヴォワール橋ははるばるアルザス地方から一ヶ月かけてライン河、北海、セーヌ河を使って船で運ばれ、一晩で一気に架けられたのでした。設計はピーター・ライスが設立したグループと新進建築家Feichtingerの合同企画です。特に後者は2002年、モンサンミッシェルの海に架かる橋の設計コンクールで桂冠を得ています。
この橋は歩行者だけの橋で<やさしい交通>をめざすパリ都市計画の象徴になりそうです。開通は6月の予定。オペラ座界隈から新型メトロ14号線に乗り最終駅Bibliothequeまで15分ほど。新しい観光名所になりそうです。(編集部)
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