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■モーリス・ドニ美術館に招待されて





  去る1月29日(日)県立モーリス・ドニ美術館に日本文化・ツーリスム関係者が招待され、協会の会員数名も参加いたしました。館長のアニェス・ドラノア女史自らがモーリス・ドニの数々の作品をはじめ、普通公開されていないアトリエ(友人のオーギュスト・ペレ設計)や資料室まで案内してくださいました。見学終了後カクテルスタイルの軽食が出され、楽しい歓談のひと時を過ごせました。ドニの作品は日本人に非常に人気が高くよく貸し出されるとの事でした。軽食後は普通子供にしか開かれていないアトリエ絵画教室に参加できました。参加者たちは小・中学校以来のデッサン、パステル画を描き、大いに楽しみました。
  この県立美術館はモーリス・ドニの作品を主体にナビ派、象徴派のものを展示しており、1976年からオープンしています。モーリス・ドニ(1870−1943)はナビ派の理論家で大胆な単純化された詩的かつ装飾的な絵を描いた芸術家です。当時とても有名な人でパリのシャンゼリゼ劇場の内装などを手がけました。
  1914年、廃墟同然の17世紀に建てられた王立施療院を買い取り、礼拝堂など全てを修復し装飾(壁画・ステンドグラス)をほどこしました。庭もあります。散歩がてら是非お出かけください。サンジェルマン・アン・レイの町はクロード・ドビュッシー博物館(生家)、国立考古学博物館(宮殿内)、太陽王ルイ14世の生まれ育った城、大テラスからの絶景といろいろ見どころの多い町です。

【Musee Maurice Denis】
電話:01.39.73.77.87
住所:2 rue Maurice Denis 78100 St -Germain-en-Laye
開館日・時間:火〜金 10H〜17H30
週末・祭日:10H〜18H30
(1月1日、5月1日、12月25日休館)
入場料:3,80E  (割引 2,20E)
交通:RER A 最終駅St-Germain-en -Laye。教会裏に来たらら左へrue au Pain(ここにドビュッシーの家)、まっすぐ歩いて突き当たり。徒歩10分。


真田 美佐子
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