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■ロープウェーのある都市・グルノーブル





  三つの山脈が差し迫るような地形を縫うようにして二つの河が流れているグルノーブル(Grenoble）の都市（まち）。二つの河は都市はずれで合流しＹ字形を作っています。この都市の人たちが最初にツーリストを案内したいところはグルノーブルのシンボル・ロープウェーです。ロープウェーのある都市なんてとてもユニークだと思いますせんか？都市を見下ろすシャルトルーズの山からイゼール河を越えて旧市街へ急傾斜のロープが架けられたのは１９３４年だそうです。現在４個の球体のかわいいゴンドラが列を作り、登りと降りでのんびりと行き交っています。実際に乗って見ますと、河を越えるときなどスリル満点です。また、エッフェル塔の最上階に相当する高みからの眺めは絶品です。晴天の日にははるか遠くにモンブランさえも見えるのですから。そして、眼下には歴史ある街並みが赤いレンガ屋根を並べて広がっています。ここには文豪スタンダールの生家も残っています。
  ロープウェーのあるグルノーブルは第１０回冬季オリンピック（１９６８）が開催された都市として知られてもいます。

(協会編集部)


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