メトロ5、7号線、ポルト・ド・パンタンとポルト・ド・ヴィレット間にあるヴィレット地区にまた新たなモニュメントが誕生します。シテ・ド・ラ・ミュージック(音楽館)の隣に今年(2015)1月オープンするパリ・フィルハーモニー・コンサートホールです。
シテ島から西の方のブルジョア地区に歴史・文化・芸術的なモニュメントが偏って集中していることを反省したパリ市はポンピドー文化センター建築を契機に東手の庶民地区に新しいモニュメントを積極的に建設して来ました。バスチーユ・オペラ座、国立図書館、ヴィレット地区開発がその典型的な例になります。そのヴィレット地区にパリ・フィルハーモニーの新モニュメントが完成することは20世紀末から営んできた次世紀に向けての都市計画の成功を物語るものです。 |