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■エラガージュの季節



  寒い冬、パリの街路樹は散髪の季節です。車の少ない日曜日の朝、一斉にエラガージュ(Elagage 枝下ろし)が始まりました。一年の間に伸びた街路樹の枝をパリ清掃局特殊部隊が切り落としています(写真)。腰に安全ロープをつなぎ、電気のこぎりを手にして、まるで森の猿さながらに枝から枝へ移動して伸び過ぎた枝を素早く切り落としています。伐採されている枝はパリの大通りを飾るプラタナスで,実がまるで鈴のようにぶら下がっています。日本語でプラタナスを<鈴かけ>と呼んでいるのもうなずけます。
  切られたプラタナスの枝はバスストップのとなりに積まれて運ばれるのを待っています(写真)。街路樹の散髪を終えて装いも新たにパリの都市は春にドット押し寄せるツーリストを迎えるのです。






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